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永田広志1904-47、長野県生まれ、東京外国語学校ロシア語学科卒、語学力を活かしたロシアの最新哲学の輸入で名を成した。初期の論文、著作は教条主義的で鼻につくが、日本の思想史の研究もしている。彼の「唯物論」解釈は、日本共産党の公認として引き継がれているようだ。学習の友社から出た『日本における唯物論の開拓者 永田廣志の生涯と業績』2008(鯵坂真・上田浩・宮田哲夫・村瀬裕也編)を見ても、西洋哲学史上の概念「唯物論」とは別に、彼独特に解釈されたそれを開拓されたと評価している人達が居るのがわかる。

『永田広志初期論文集』

永田広志が雑誌『唯物論研究』『何を読むべきか』『プロレタリア科学』に発表した論文のうち、大森義太郎に対する批判に触れているものを載録した

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