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左右田喜一郎

1881-1927、神奈川県横浜市出身、東京高等商業学校(東京商業大学の前身)卒、同校講師、左右田銀行頭取。新カント学派の経済学者として、「経済哲学」の日本での創始者と呼ぶ人もいる。ドイツ留学中に博士論文としてまとめられた『貨幣と価値』は、没後弟子によって日本語に翻訳され出版された。新カント学派の没落後も志を変えなかった様に見える。

左右田喜一郎『論文選』:『貨幣と価値』他を収録

『貨幣と価値』(川村豊郎 訳)

      福田徳三の書評

『経済哲学の諸問題』から

 ○未定稿価値論の一節

 ○貨幣論上の限界効用学説

 ○坂西教授に答う

坂西由蔵の左右田に関説する論文2篇

 ○貨幣価値論と限界効用説

 ○価格生活の理論

左右田喜一郎の論文で雑誌『哲学研究』に発表された。「西田哲学」と呼ばれるべきだとする。新カント派系列からの批判と言うことになる。これに対して、西田幾多郎は『働くものから見るものへ』で左右田に答えるという論文を載せている。

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