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鶴彬 全川柳

 『鶴彬全集(増補改訂復刻版)有限会社久枝刊

河上肇の『自叙伝』岩波文庫からのもので、既に新漢字新仮名遣いに改められている。

河上肇の自叙伝1=幼年時代、少年時代

河上肇の自叙伝2=自画像

河上肇の自叙伝3=労農党解消後地下に入るまで

河上肇の自叙伝4=儚かりし地下時代

河上肇の自叙伝5=未決監の生活

河上肇の自叙伝6=入牢後の秋

河上肇の自叙伝7=特赦の夢、最初一年間の獄中通信

河上肇の自叙伝8=仮釈放の夢、仮釈放の噂

河上肇の自叙伝9=病舎生活、真知子の結婚

河上肇の自叙伝10=峠を下る、出獄前後

河上肇の自叙伝・補=思い出・断篇

​青空文庫にもいくつか収録されている短編の「思い出」。文庫の附録である祖父母の半生は載せていない。

河上肇の『経済学大綱』上篇

河上肇が京都大学教授であった時代の講義録を基にした、経済学原論に当たるもの。マルクス『資本論』を通観した解説になっていると彼が自負するもの。国立大学の教授がマルクスを教えるという先駆的なものと言えるのでは。

『経済学大綱』下篇

上篇と同じく京都大学で講義されていた経済学史で『資本主義経済学の史的発展』の名で刊行されていた著書を、大綱用に少し手を加えたもの。

山田孝雄著日本文法学概論

戦前のものだが、文法学としては古典であるらしい。新規に文法体系を考えるなら、これとの対質は 。

山田孝雄著敬語法の研究

大正時代までの敬語法の研究で、組織立った研究の嚆矢であるらしいが、例文集に近い。

日本資本主義発達史講座

戦前の講座派と呼ばれるようになったその元になる岩波書店から出された一連の論文集です。著作権の切れた13篇を公開します。ただし鈴木小兵衛氏については著作権は不明で、継続中と判明すれば削除しますが。

その1服部之総著「幕末に於ける世界情勢及び外交事情」「明治維新の革命及び反革命」

その2:「プロレタリア前史時代の文学」「教化史」「数学史」「条約改正及び外交史」「植民地政策史」

その3:「最近に於ける国際情勢」「農村経済と農業恐慌」「最近の植民地政策・民族運動」「最近における階級諸運動」

その4:「農民史料解説」「日本社会主義文献解説」

野呂栄太郎著

日本資本主義発達史

​講座の主導者として書かれるべきだったが、弾圧に倒れ、習作・概括した本書が残された。

​鈴木

​​言語四種論 (平かなに変換したもの)

​言語は体の詞・形状の詞・作用の詞・てにをは以上四つあるという説

新村出

日本言語学私観

岩波講座日本文学に「言語学概説」として載せられたもの。当人も書いているように、概説にならないが、気持ちとして概説している。

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