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三枝博音(さいぐさ ひろと):1892.5.20~1963.11.9、広島県山県郡本地村生まれ、1918第五高等学校卒、1922東京帝国大学西洋哲学科卒、1923東洋大学教授。1946明治大学文学部教授、1946~50鎌倉大学校校長、1952 横浜市立大学文理学部教授。1961横浜市立大学学長。1963.11.9横須賀線列車事故=「鶴見事故」に遭い死去。

ヘーゲル・論理の科学 刀江書院, 1931.2

三枝博音のヘーゲル論理学の概説書、「有論」と「本質論」までであるが、加えて、弁証法に関する論文。比較的初期の研究になる論文である。著作集第2巻から収録。

資本論の辯証法 刀江書院, 1931.11

『資本論』第一巻第一編「商品と貨幣」をヘーゲル弁証法と対照することで、その弁証法的把握を示す。【著作集第1巻】

論理学 三笠書房, 1935.8

唯物論全書。【著作集第2巻】第2篇日本の論理学輸入史、第3篇カントの論理学講座(旧式形式論理)の紹介。

原文対訳ヘーゲル辯証法 人文書房, 1930

三枝博音訳で、ヘーゲルの『大論理学』『エンチクロペディー』『法哲学要綱』から弁証法関連を抜粋したものである。左右にドイツ語原文と訳を対照させている。

ヘーゲル『大論理学』注解

​三枝の試みで、平易に解説をしようとした。有論を主としたものである。当然に簡単な注解などできようもない著書だから、時枝のヘーゲル解釈をみる資料、というところか。

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